バレエにおける髪型は、身体や表情を美しく見せるための大切な要素のひとつ。
今日はチュールちゃんと一緒に、バレエの髪型について一緒に勉強しよう!
バレエといえば、まさにこの髪型!シニヨン(お団子)はクラシックバレエから続く伝統的な髪型で、バレエを美しくみせるため、そして首を長く小顔にみせるため髪をしっかりとまとめるスタイルです。
現代バレエでは、このシニヨンに変化を加え、編み込みを取り入れたり、位置を低めにしたりすることで、演目に応じた個性を出しています。
バレエにおけるシニヨンは、頭が小さく見えるよう、ボコッとしたお団子(お饅頭や大福)ではなく頭と一体になるような平らなシニヨンが望ましいです。
慣れるまでは結構難しいので練習が必要!発表会に出演することが決まったら、レッスンの時から綺麗なシニヨンを作れるようになっておくと安心です。
シニヨンヘアは肩くらいまで長さがあれば問題なく作ることができます。逆に長過ぎてもボコッとしたお団子になりやすいので、自分にあった髪の長さを覚えておくとよいですね。
それでは、一緒にシニヨンヘアを作る手順を見てみましょう。
用意するもの
・ヘアブラシまたはコーム
・ヘアゴム
・ヘアピン(アメリカピンやUピン)
・ヘアネット(必要に応じて)
・ヘアスプレー(固定用)
髪をブラシまたはコームでしっかりとかし、絡まりを取り除きます。必要であれば、少し水やスタイリング剤を使って髪を整えておくと良いでしょう。
髪の毛をまとめやすくするためにスタイリングウォーターをたっぷりスプレーし、コームを使って髪の表面を平らにならすようにして整えます。
その後、髪を頭皮にくっつけるようにたっぷりとハードジェルをつけながら、髪を後頭部の位置でポニーテールにします。シニヨンの高さは好みによりますが、一般的には耳の高さか、やや低めにすることが多いです。輪になっていないゴムで3〜4重に縛り、最後はクロスさせてしっかりと固定し結びます。
ポニーテールを大きなヘアーネットで包み、結び目に巻きつけるように巻いてシニヨンの形を作ります。ヘアネットを使用することで、まとめやすく毛先がネットからはみ出しにくくなります。
巻きつけた髪をヘアピンでしっかりと固定します。アメリカピンやUピンを使って、シニヨン全体を均等に留めていきます。髪が緩まないように、しっかりとピンを差し込みます。
もっときれいにまとめたい場合や髪が多い場合は、更にシニヨン全体をヘアネットで包みます。
最後にヘアスプレーを全体に軽く吹きかけたり、おくれ毛を専用スティックなどでまとめてシニヨンをしっかりと固定します。
これでバレエのシニヨンヘアが完成です!
普段のレッスンでは髪の毛がばらけたり、おくれ毛が落ちてきたりしないよう軽くスプレーやジェルでまとめていれば問題ありません。
ただ、きれいなシニヨンですらりとした姿を鏡に映すと意識も体も引き締まりますので、ぜひ普段のレッスンからシニヨンを練習してみてください♪
男性の髪型は、実は特に決まりがありません。
レッスンのときは邪魔にならないようピンで留めたりするほか、スタイリング剤で固めたり、ヘアバンドを使って髪や汗が落ちてこないようにしている方もいらっしゃいます。
舞台では演目内容や衣装との相性もありますので、セット方法は状況によって変わることが多いです。
今日はバレエの髪型について勉強しました。現代バレエではシニヨンのほか、演目のスタイルやダンサーの個性を反映する大切な要素として、多様で創造的なスタイルが取り入れられています。
バレエ鑑賞の際は、髪型にもぜひ注目してみてくださいね。