ダンスムービー、バレエ発表会の撮影ならdancemovie.jp

Blog ブログ

2024.12.23

バレエ演目のご紹介『白鳥の湖』

バレエ演目のご紹介『白鳥の湖』

バレエの演目は非常に多く、数百以上存在します。

その中でも、特に知られている演目をご紹介していきたいと思います。

初回は『白鳥の湖』です。

 


 

<原作>

 『白鳥の湖』は、ピョートル・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽、およびそれを用いたバレエ作品ですが、直接の原作にあたる作品は明らかではありません。

 

<登場人物>

・オデット – 悪魔の呪いによって白鳥に姿を変えられた王女

・ジークフリート – オデットと恋に落ちる王子

・ロットバルト – オデットに呪いをかけた悪魔

・オディール – ロットバルトの娘。オデット役のダンサーが二役で演じる

 

<あらすじ>

◆第1幕◆

 物語は、王子ジークフリートが成人を迎えるところから始まります。

 彼は母親から、明日の舞踏会で花嫁を選ぶよう迫られますが、まだ結婚する気持ちにはなれず憂鬱な気持ちになります。その日の夕暮れ、白鳥の群れがソロを飛んでいくのを見たジークフリートは、白鳥狩りに湖へと出かけます。

 

◆第2幕◆

 ジークフリートは、静かな湖のほとりで美しい白鳥たちを見つけます。

 弓を構える彼の目の前で、その中の一羽が美しい娘の姿に変わり、オデットという名の美しい姫であることがわかります。

 オデットはとある国の王女だったが、侍女たちと共に悪魔ロットバルトの呪いによって白鳥の姿に変えられ、夜にだけ人間の姿に戻ることができると話しました。

 この呪いを解くただ一つの方法は、まだ誰にも愛を誓ったことのない男が、オデットに愛を捧げること。2人は惹かれ合い、王子は自分が愛を誓おうと申し出るが、夜明けとともにオデットたちは白鳥の姿に戻り、飛び去って行きました。

 

◆第3幕◆ 

 舞踏会当日。花嫁候補が様々な国から訪れるが、ジークフリートは彼女たちには目もくれず、オデットのことを思い続けています。

 そこへ、ロットバルトが悪魔の魔法で娘のオディールをオデットに変装させ、ジークフリートを欺こうとします。ジークフリートはオディールをオデットと勘違いして信じ込み、その場で彼女に愛を誓ってしまいます。その途端、ロットバルトたちは正体を現し、王子をあざ笑って去っていきます。

 

◆第4幕◆

 物語の結末は演出によって異なります。

 一般的には、ジークフリートとオデットが再び湖で出会い、ジークフリートは自分の過ちを悔い、オデットに赦しを請います。

 オデットは王子を赦し、2人は湖に身を投げ、死をも恐れぬ2人の愛の力の前に悪魔は滅び、二人の魂は永遠に結ばれます。

 上記のあらすじは、2人が湖に沈んで終わる悲劇的な結末や、2人が現世で結ばれるというハッピーエンドのものもあります。

 


 

いかがでしょうか。

この演目では、主演バレリーナが一人二役をこなし、清楚な白鳥オデットと、妖艶な黒鳥オディールという、対照的な役柄を演じ分けます。

また、オディールがクライマックスで披露する32回転のフェッテは、テクニックの見せ場として知られています。

 さて次回は、『くるみ割り人形』をご紹介します。

一覧ページへ戻る
ページ上部へ戻る